このペアの制作のきっかけは、サプライヤーから紹介された色とサイズが見事に揃った9pcのIntense Pinkのセットルースでした…聞くところでは、ハイジュエラーがネックレス用にカットさせた余りとのこと。きりっとした濃い目のIntense Pinkのセットをどう加工するか思案した結果、この9pcは一つのモチーフとして集合体として扱うことで存在感が際立つと考え、スタイリッシュでシャープなイメージを追及し、バゲットダイヤで取り囲むことにしました。

＜Ring＞
海外から取り寄せたトップレベルのD-colorのバゲット達…この中から、モチーフの四方に0.1mm未満の範囲でピッタリ合う合サイズの石を選定し組み合わせる作業に、デザイナーは多大な労力を要し、時に細かなサイズ指定のもと、あらたなルースを調達することもありました。また、「腕の繊細さ」に拘り、1.2mm前後の細めのバゲットを選定。 モチーフの周囲・腕のいずれも、とにかく爪が目立たないよう細心の注意を払ってセッティングさせた結果、とても珍重なデザインが魅力の斬新でゴージャスなリングが完成しました。

＜Earling＞
リングの出来栄えに満足した当社グループ代表は、次はお揃いのイヤリングの制作を希望しましたが、リングと同様のモチーフ用Intense Pinkがどうしても揃いません…そこで山本朱美デザイナーのアドバイスにより、シェイプは異なるものの、以前からコツコツ集めていた0.08～0.09ctのラウンドのIntense Pinkを左右4pcずつ、合計8pc使用することにしました。
リングと同じくジグゾーパズルのようなバゲットのサイズ合わせを経て、リングとお揃いの素敵なイヤリングが完成しました。 まさに世界で唯一の素晴らしいオーダーメイドジュエリーで、カラーダイヤモンドを知る人からは必ず感嘆の声があがります。