＜Ring＞
0.53ct / Fancy Intense Pink / SI1 / OV…ピンダイヤモンドの色味の中で最も評価の高い“Bubble-Gum Pink”の代名詞のような可憐で濃密なストレートピンクに魅了され、購入を決めた時点で、この石を軸にしたバタフライリングを制作することを決めていました。
更に、0.08～0.10ctのラウンドのIntense Pinkを5pc、メレも合計7pc使用し、名だたるハイジュエラーでもお目にかかれないPinkをふんだんに使用したゴージャスなリングが誕生しました。
ところが、残念なのは、制作を依頼した大阪の老舗ジュエラーの加工職人の腕が悪く、リングの腕部分とモチーフを別々に製造してポンと乗せるように合体させたため、モチーフのボリュームに対する安定性を配慮しておらず、モチーフが重みで指の裏側に廻ってしまいがちな点や、メレの留めの技術が低く、御徒町の職人が留めなおす必要がありました。
外観はとても優美なのですが、極端に造りが悪いために指なじみが悪く、いずれ解体して作り直す必要があります。
鍛造職人の技巧レベルについて思い知る良い機会となりました。

＜Earling＞
バタフライリングのぺアとなる可憐なイヤリングです。
リングとのお揃い感を演出するため、まずは中石用に同じオーバルの小ぶりなIntense Pinkを２つ購入しました。
リング制作の失敗を活かし、以降、オーダーメイドのジュエリー制作は、御徒町のトップレベルの鍛造職人に依頼しています。
使用するカラーレスのメレは、最高級の「Excellent」クラスで揃え、期待どおりの完成度の高いイヤリングとなりました。
装着すると、まるで耳たぶに蝶々が止まっているような可憐さで、顔廻りがぱあっと華やぎます。